本日の演目
演目言うことは決まってるのに、言葉が出てこない夜
登場人物明日にでも言うつもりの人/頭の中で何十回も練習した台詞
上演時間この記事は3分で読めます
辞めること自体は、もう決めている。問題は、それをどう切り出すか。頭の中では何十回も練習しているのに、いざとなると最初の一言が出てこない——それが一番しんどいところだと思います。

レンくん
「辞めます」って言うだけなのに、なんでこんなに緊張するんでしょうか…

幕田さん(支配人)
それは、最初の一言だけで結論まで説明しようとしているからです。円満退職は「全部を一度にきれいに話すこと」ではありません。最初の一言は、結論だけでいいんです。
SCENE 01最初の一言は、これだけでいい
今夜これだけ覚えて帰ってください
- 最初の一言は「相談」ではなく「報告」の形にする
- 理由は聞かれたら答える。自分から長々と説明しない
- 退職日の希望は、最初の会話で必ず一言添える
具体的にはこの形です。
「お忙しいところすみません。実は一身上の都合で退職を考えていて、〇月末での退職を希望しています。」
ポイントは「考えています」ではなく、意思が固まっていることが伝わる言い方にすることです。相談形式にすると、引き止めの糸口を与えてしまいます。

レンくん
理由を聞かれたら、正直に「人間関係が」とか言った方がいいんでしょうか…

幕田さん(支配人)
円満に進めたいなら、理由は「一身上の都合」で止めるのが基本です。本当の理由が職場への不満であっても、それを詳しく話すことは円満退職にとってプラスになりません。角が立たない言い方で十分です。
SCENE 02タイミングと、伝える順番
伝える順番を間違えると、後で気まずくなります。
- まず直属の上司に、1対1で伝える(他の人がいる場では言わない)
- 上司からの返答(引き止め・条件交渉)に流されず、退職日の希望を繰り返す
- 上司の了承後に、初めて同僚・チームへ伝える
- 退職届は、口頭で伝えた後、上司の指示に従って提出する
事件メモ ── あるケース(体験の再現)
状況販売職・正社員(26歳)。繁忙期を理由に何度も引き止められそうな雰囲気があった
準備「〇月末退職希望」と最初の一言に必ず入れることだけ決めて臨んだ
結果上司から「せめてあと2ヶ月」と交渉されたが、希望日を繰り返し伝えて1ヶ月後の退職で合意
※視聴者の体験談をもとにした再現です
こんな場合は、直接伝えるのが難しいかもしれません
- 過去に退職を切り出そうとして、強く引き止められた経験がある
- 上司が感情的になりやすいタイプで、話し合いにならない可能性が高い
- そもそも顔を合わせるのが怖くて、伝える機会を作れずにいる
自分で言い出すこと自体が難しい場合は、無理に一人で抱える必要はありません。退職代行という選択肢もあります。
→ 退職代行、どれを選べばいいか30秒で終わらせる

レンくん
最初の一言さえ決めておけば、あとは何とかなりそうな気がしてきました。

幕田さん(支配人)
準備するのは、最初の一言だけでいいんです。その先は、相手の反応を見ながらでも十分間に合います。
次回予告
伝えた後、引き継ぎをどこまでやるべきか迷っている人はこちら。
→ 円満退職の引き継ぎ、どこまでやれば十分か
※本記事は一般的な情報の提供です。個別の状況に応じた判断は、必要に応じて労働基準監督署や専門家にご相談ください。
※引用したケースは体験談をもとにした再現です。
