退職代行のボタンを押す直前、ふと手が止まる。
「……ロッカーの私物、どうなるんだろう」「制服、返しに行くの気まずすぎない?」——実はこれ、利用直前の不安の第2位です(第1位は親バレ)。


- 貸与品は「送る」、私物は「送ってもらう」。顔を合わせる工程はゼロ
- 送り状の控えは捨てない。「返ってきていない」と言われた時の唯一の証拠
- 私物の回収依頼は、代行への依頼時に一言添えるだけでいい
SCENE 01何を送って、何が届くのか。この表だけで足ります
| 方向 | もの | 方法 |
|---|---|---|
| 返す | 制服(洗濯して)・社員証・名札・鍵・セキュリティカード | 追跡できる方法で郵送(レターパック等) |
| 返す | 貸与PC・スマホ・備品 | 同上。精密機器は緩衝材を |
| 返す | 健康保険証 | 退職日を過ぎたら使えないので速やかに郵送 |
| 受け取る | ロッカー等の私物 | 代行経由で「着払いで送ってほしい」と依頼 |
| 受け取る | 離職票・源泉徴収票・雇用保険被保険者証 | 会社に発行義務あり。送付先住所を指定(実家に届かせない方法) |
ポイントはひとつだけ。「追跡できる方法で送る」。それ以外は普通の宅配便の話です。
SCENE 02やることは3つ。1つめは「一言添える」だけ
① 依頼時に伝える
「私物はロッカーにあります。着払いで現住所に送ってください。貸与品はこちらから郵送します」。この一言を代行会社に伝えれば、そのまま会社に伝わります。あなたが会社と直接やり取りする場面はありません。
② 貸与品を箱に詰めて送る
制服は洗濯して、鍵や社員証も同じ箱へ。送り状の控えだけは捨てないでください。「返ってきていない」と言われた時の証拠になります。お詫びのメモや手紙を添える必要はありません。
③ 書類が届くのを待つ
離職票は退職後10日前後が目安。2週間以上来なければ、代行経由かハローワークから催促できます。


SCENE 03「取りに来い」と言われたら?——よくある3つの質問
Q. 私物を「取りに来い」と言われたら?
A. 応じる義務はありません。「郵送を希望します」で通します。どうしても引き取りに行く場合でも、営業時間外や休日に人事立ち会いなど、顔を合わせない段取りを代行経由で組めます。
Q. デスクに大事なものがある。勝手に捨てられない?
A. 会社が私物を勝手に処分することは原則できません。心配なものは依頼時に具体的に伝えておくのが確実です(「引き出しの印鑑と充電器」など)。
Q. 制服のクリーニング代を請求されない?
A. 洗濯して返せば十分なのが一般的です。クリーニング代を給料から勝手に引くことはできません。
- 健康保険証は退職日の翌日から使えません。手元に置いたまま病院に行かない
- 会社のデータ・備品を「記念に」持ち帰らない(貸与品リストに無くても返す)
- 箱に入れる前に、社員証・鍵・カード類の写真を撮っておくと「入っていない」トラブルを防げます


荷物の不安が消えたら、あとはタイプ選びだけです → 退職代行の選び方【30秒診断つき】
「そもそも、明日からもう行かなくていいの?」——即日退職の仕組みは、この回に全部書きました。
→ 「即日退職」は本当にできるのか。できる仕組みと、できないと言う人の嘘
※本記事は一般的な情報の提供です。個別の法的判断は労働基準監督署・弁護士にご相談ください。
※引用した会話・事件メモは視聴者の体験談をもとにした再現ドラマであり、実在の企業・人物とは関係ありません。
